いよいよ定植のシーズンですね。
定植前に苗をドブ漬けする、という作業は多くの方がやっていると思います。ただ、この作業、意外と我流になっているケースが多いんです。
今日は、ドブ漬けの正しい手順と、よくある失敗について、順番にお伝えします。
なぜドブ漬けが効くのか
苗を葉面散布剤の希釈液に一度しっかり浸すことで、根の表面全体に養分と水分が均一に行き渡ります。ジョウロや灌水では、どうしても水が当たる場所にムラが出やすいのですが、ドブ漬けなら根の隅々まで浸透させることができます。
また、あらかじめ吸収させておくことで、定植直後の環境の変化に苗が耐えやすくなります。定植は根にとって大きなストレスがかかるタイミングなので、事前の準備がその後の活着スピードを左右します。
正しい手順
トロ船の準備
大きなトロ船を用意し、水を張ります。
希釈液の用意
葉面散布キット(QS-B3・QS-B4・YMC-E・Si)と、楽農美人を混合した1000倍希釈液を作ります。よく攪拌して、成分が均一に混ざるようにしてください。
ポットごと浸す
トレーに小苗の入ったポットを並べ、トレーごと希釈液に浸します。ポットの表面が湿るまで、しっかり浸してください。
引き上げてすぐ定植
浸したら、長く放置せず、引き上げた直後に定植します。
よくある失敗
① 希釈倍率の思い込み
「濃い方が効くだろう」と自己流で濃くしてしまう方がいますが、規定の1000倍希釈を守ってください。濃すぎると、かえって根に負担がかかります。
② 浸けすぎ
長時間放置すると、酸欠状態になったり、逆に養分が偏ったりすることがあります。表面が湿る程度で十分です。
③ 浸けてから時間を置いてしまう
引き上げてから何時間も経ってから定植すると、せっかく吸収させた効果が薄れてしまいます。浸けたら、すぐに定植する。この流れを意識してください。
QS agriの資材の役割
最後に、使う資材の役割を簡単におさらいします。
QS-B3・QS-B4
アミノ酸を含む有機入り液肥で、根や苗の活力を底上げします。
YMC-E
発根促進とカルシウム補給に働きます。
Si(珪酸)
細胞壁の強化に働きます。
そして楽農美人は、ペニバシラス属菌が植物成長ホルモンを産生し、活着そのものをサポートする微生物資材です。
この組み合わせを1000倍希釈でドブ漬けに使うことで、定植後の活着を大きく後押しできます。
まとめ
- ✅ 希釈倍率は規定の1000倍を守る(濃くしすぎない)
- ✅ ポット表面が湿る程度に浸ければ十分(浸けすぎ注意)
- ✅ 引き上げたらすぐに定植する
ドブ漬けは、この基本を守るだけで、我流とは違う結果につながります。定植のこの時期、ぜひ正しい手順で実践してみてください。
実際にやってみて上手くいかない、判断に迷う、ということもあると思います。そんな時は無料相談も承っています。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。QS agriの桜間でした。

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