こんな経験はありませんか?
- ・毎年梅雨になると炭疽病や萎黄病が出てしまう
- ・定植した苗の活着が遅く、初期生育がなかなか安定しない
- ・連作を続けているせいか、年々土が疲れてきた気がする
- ・夏の暑さで苗が弱って、定植前に枯死してしまうことがある
これらの悩み、実は根っこは同じところにあります。それが土の中の微生物バランスの崩れです。
イチゴ農家のみなさん、こんにちは。QS agriの桜間です。
今日のテーマは、6月〜8月の苗づくり期にやっておきたい、微生物を使った土づくりと病害対策についてです。9月の定植に向けて、実は今この時期の準備が収量を大きく左右します。
今回は、楽農美人という微生物資材を使って、強い苗を作る方法をお伝えします。
原因は農薬でも肥料でもない
化学肥料を継続して使い続けると、土の中は特定の微生物しか存在しなくなります。微生物の種類が少なくなると、カビ等の病害が広がりやすい土壌になってしまうんです。これが炭疽病や萎黄病の温床になっています。
楽農美人とは
楽農美人は、小魚やエビなどの未利用海産物を特殊な高温発酵技術で処理して作られた複合微生物資材です。好熱菌など63種類以上の有用微生物が含まれています。
💡 大事なポイント
これは肥料ではありません。肥料成分はほぼ含まれていません。土の中の微生物多様性を回復させることで、イチゴが本来持っている力を引き出す資材です。有機JASにも対応しています。
楽農美人がもたらす4つの効果
① 発根促進
楽農美人に含まれるペニバシラス属菌が植物体内に入り込み、植物成長ホルモンであるオーキシンの生成を促進します。根がしっかり張ることで、水分と養分の吸収力が上がります。苗の質が上がり、定植後の活着がスムーズになります。
② 病害への静菌作用
楽農美人に含まれる菌がイチュリンという抗菌物質を産生し、イチゴ炭疽病の原因菌(Glomerella cingulate)や、萎黄病の原因菌(Fusarium oxysporum)に対して静菌作用を発揮することが確認されています。農薬ではありませんが、土壌の微生物バランスを整えることで病害が出にくい環境を作ります。
③ 連作障害対策
毎年同じ圃場でイチゴを作っていると、土が疲れてきます。楽農美人を使うことで微生物が増え、元の健全な土壌に戻っていきます。
④ 暑熱対策
楽農美人を使うと、植物体内でHSP(熱ショックタンパク質)の発現量が増えます。HSPは暑さで壊れやすくなったタンパク質を守る働きをします。夏場の高温下でも光合成や成長が安定するため、育苗期に苗が萎れにくくなります。
使い方:4つのタイミング
1. 定植前の圃場散布
定植前の圃場に、1反あたり楽農美人の原液10Lを水で希釈して圃場全体に散布します。ここが一番大事なステップです。土づくりをしないと効果が十分に発揮できません。
2. どぶづけ
苗を定植するときに、1000倍希釈液にどぶづけします。本圃への活着が良くなります。
3. かん水(週1回)
週に1回、1反あたり500mLを1000倍希釈以上でかん水します。ネハリが促進され、樹勢が安定します。
4. 葉面散布(毎回)
農薬を散布するタイミングで、楽農美人を1000倍希釈で混用してください。農薬との混用が可能です。毎回続けることがポイントです。
実際に使っていただいた農家さんの声
「ネハリが良くなり、果実も大きくなっている」
栃木県の農家さん
「1月〜3月の樹勢が非常に良く、2月以降の収量が増加した。なり疲れも抑えられた」
栃木県の農家さん
「枯死率が30〜40%減少した」
長野県の農家さん
根がしっかりした苗は、シーズンを通じて安定した収量につながっていきます。
楽農美人
まとめ
- ✅ 炭疽病・萎黄病・連作障害の原因は土の微生物バランスの崩れ
- ✅ 楽農美人は肥料ではなく、微生物多様性を回復させる資材
- ✅ 発根促進・静菌作用・連作障害対策・暑熱対策の4つの効果
- ✅ 土づくり(定植前)が一番重要なタイミング
9月の定植に向けて、今この6月〜8月の土づくりと育苗管理が本当に大切です。強い根を持った苗が、冬の収量を変えます。
ご質問はコメント欄にどうぞ。
次回もイチゴ栽培に役立つ情報をお届けします。バイバイ!

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